NHK文化センター・仙台での講座(日付の新しい順

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(NEW)

下記「寺田寅彦の視点」講座のオンデマンド版が公開されました。

① 科学編 ② 芸術編 ③ 教育編 ①~③すべて


2023年度秋の講座 (終了しました)

★寺田寅彦の視点
    ~そこから学ぶ知恵と技~        

  植物学者・牧野富太郎と同様、四国高知が生んだ物理学者・寺田寅彦は、枕草子以降の伝統的な随筆文学の系譜に連なる文筆家でもあります。また、きわめて優れた研究業績を遺し、世界的にも類をみないユニークな文理融合の人でした。彼が遺した約600篇にも及ぶ作品は古くなるどころか、今日いっそうその輝きを増しています。春の講座(6コマ)では、主に日記・書簡・小品などをもとにして、彼の足跡を時系列に沿って辿ってきましたが、この秋の講座(3コマ)では随筆を中心軸に据えて、

 

①科学篇(10月18日(水)10:30-12:00

②芸術篇(11月15日(水)10:30-12:00

③教育篇(12月20日(水)10:30-12:00

 

に分けてやさしく面白く紹介する予定です。そこからスマホ・人工知能等の情報が氾濫する現代において、自己を見失わないための大切な<視点><知恵><技>を学んでいきます。 


2023年度春の講座 (終了しました)

 

★寺田寅彦に学ぶ 

~天災は忘れた頃にやってくる~

 

4月~9月の第3水曜日10:30-12:00

4/19, 5/17, 6/21, 7/19,

8/23 (4週目), 9/20

 

 今春からはじまったNHKの朝ドラ「らんまん」では植物学者・牧野富太郎が登場しますが、今年は同じ土佐が生んだ物理学者・寺田寅彦の生誕145年にあたります。ノーベル賞に値する業績を挙げた研究者でしたが、生涯に約600編もの随筆や小品を発表した文筆家でもありました。「天災は忘れたころにやってくる」「ねえ君、不思議とは思いませんか」、あるいは昨今のウイルス禍でリバイバルした「正しく恐がる(ことは難しい)」など有名な言葉を遺しました。日本と日本人とを愛しつづけた人で、今を生きる私たちにも大切なことを語り続けています。彼が遺したものは、これからも日本人の宝であり続けるでしょう。講座では、彼の随筆だけでなく、物理論文、日記、書簡なども読み解いて学んでいきたいと思います。


 

2022年度 秋の講座 (終了しました)

子規・漱石・寅彦~その生と死

    「独りぼっちの漱石」(春講座、計6回)好評につき、本講座を追加開催しますので、はじめての方も奮ってどうぞ

第1回:10月19日(水)10:30 - 12:00

第2回:11月16日(水)10:30 - 12:00

第3回:12月21日(水)10:30 - 12:00

 

(内容)

帰国した漱石と再会した寅彦は、大学院に進学、やがて再婚、物理学の研究者として業績をあげていきます。生涯、約600編もの随筆や自伝的小品を発表し、「天災は忘れたころにやってくる」「正しく恐がる(ことは難しい)」など有名な警句も遺しました。来春から開講予定の「寺田寅彦講座」(通年計12回)のプレレッスンとして、彼の人生を二度の再婚、胃潰瘍による吐血などにも触れながら辿ります。最終回には、これまでの総括として、子規・漱石・寅彦、三人の道半ばでの「死」についてご一緒に考えていきます。



(2022年度秋季)

現地講座「せんだい歴史まちあるき」

 

・10月~3月計6回予定

・第3回12月14日(水)13:00 - 15:00 担当「東北大学発祥の地」

 ー 仙台市片平の金属材料研究所、東北大学史料館、電気通信研究所などの見学を予定

 


2022年度春の講座 (終了しました)

「独リボッチの漱石」 

東大で英文学を学び、松山や熊本で英語教師をしながら俳人としてデビュー、結婚、留学のためロンドンに滞在、帰国後しばらくして小説家・漱石が誕生します。セミナーでは、日記・手紙・小品・断片・回想・新聞などさまざまな資料を通して作家になる前の漱石に焦点を合わせます。子規や寅彦、学友の面々、妻・鏡子、英国で出会った「お婆さん」たちとのまさに抱腹絶倒のエピソードや結核という不治の病に斃れた子規と寅彦の妻・夏子のことにもふれながら、日本人のほとんどが知らない文豪の若き日々の素顔や明治という時代の一端に触れる予定です。

 

計6回(2022年4月~6月、毎月第2、4水曜日10:30~12:00